KISA Patent & Trademark Firm

きさ 所員座談会

国内商標座談会

参加メンバー

F・K
国内商標部門のリーダー。国内案件を中心に担当、弁理士のキャリア14年。
M・I
外内実務を担当。一部事務のキャリア26年。
K・A
国内案件を中心に担当し、キャリアは6年。現在、弁理士試験に挑戦中。

親身・丁寧・フットワークの
良さを武器に
商標に関するすべてに対応

最先端技術系の案件が近年増加
スピードがより求められる時代に

国内商標部門について教えてください。

F・K

国内商標部門では、国内外のお客様の日本特許庁への商標の出願および中間処理の代理、権利の年金管理や移転登録等の代理業務を行っています。お客様には、ソフトウェア系を中心とした大手企業が多く、創業当時から40年以上のお付き合いをさせていただいているお客様もいらっしゃいます。また、当所の社員数は50名程ですが、国内外の商標スタッフが約10名在籍しています。業界的に特許分野のニーズの比重が高い傾向がある中でこの在籍比率はかなり高い方ですし、国内外まんべんなく対応できるのは当所の強みの一つだと思います。

長年商標ビジネスに関わる中で、お客様のニーズについて変化を感じますか。

F・K

以前は数週間いただけていた案件も数日で対応しなければならないなど、よりスピードを求められるようになったと感じますね。スピードを重視したばかりにクオリティが落ちてしまうということがないように、業務に抜け漏れを見逃さないよう、社内の情報共有などは徹底しています。

M・I

AIなどの最先端技術関係の案件も近年は増えています。案件としては新しい分野のものがスピーディーに入ってくるのですが、日本の指定商品は昔から変わらないので区分にあてはまらないことが多々あります。最先端技術は知識面で追いつくのが大変なだけでなく、外国からの出願では特許庁に対して商品やサービスの説明を正確にもれなく翻訳しなければならないという点で難しさを感じますね。

この規模だからこそ発揮できる
フットワークの良さは強み
お客様の立場に立った丁寧な仕事を

きさ特許商標事務所、そして国内商標部門の特徴や強みを教えてください。

F・K

クイックレスポンスもそうですが、「丁寧さ」は大切にして仕事をしています。仕事ではお客様からさまざまなご要望をいただきますが、「相手が本当に求めていることは何か」を常に意識した仕事をするようにしています。そのためにも相手の立場になって物事を考え、行動するように努めています。この報告書を誰がどんな場面で読むのか。そういった利用シーンもイメージして想像力を膨らませ、言葉遣いにも気を付けて書類を作成しています。

M・I

それから、大企業ではない規模だからこそのフットワークの軽さがあると思います。客先へ足を運ぶのも厭わないですし、お客様の細かいご要望にも柔軟に丁寧にお応えできる事務所だと思います。

ご自身の強みについては、いかがですか。

K・A

職歴がまだ浅いので、商標について初心者だというお客様の立場になって考えやすいというのは強みではないかと思っています。

M・I

私は反対に職歴が長いのですが、過去の案件について覚えているというのが自分の強みになっている部分があります。今の案件を扱う中で、過去の経緯を知る必要が出てくることもあるので。

F・K

要領よく物事を進めることでしょうか。残業はせず、勤務時間に集中して仕事をする。仕事とプライベートの時間はちゃんと区分して、メリハリを持って仕事に臨んでいます。

いざとなった時、すぐに団結できる
チームワーク力のある職場

当所にはどんな人材が集まっていると思いますか。

F・K

お客様に結果をお知らせしたり、質問にタイムリーに返答したりするなど、速さに対する認識の高さは当所のメンバーで共通している気がします。あとは、必ず裏取りをしたうえで確実かつ正確な回答をするなど、ルールを決めているわけではないのですが、同じ方向を向いて仕事をしている人が集まっている職場だというのは感じますね。

F・K

普段はお互い、つかず離れずの距離を保っていますが、いざとなると一致団結するパワーがすごいです。過去に緊急かつボリュームのある案件を対応しなければならず、ピンチに見舞われたことがあったのですが、その時はみんなが各自の仕事を一旦ストップして分担し、何とかやり遂げました。奥底にあるチーム力を感じた瞬間でした。

M・I

普段は黙々と自分のことだけをやっているのですが、「これはみんなでやらなきゃいけない」となると、恐ろしく短時間で一気に取り組みますよね(笑)。

相手に情報を正しく、
わかりやすく伝えるために
現場で特に重視される能力は“正確性”

仕事をする上で必要なスキルや求められる能力は何だと思いますか。

F・K

弁理士としては法律の解釈についてはもちろんですが、お客様に代わり、文章を書いて特許庁に提出することが多々あるので、正確かつ伝わる文章を作るスキルが必要だと思います。お客様の権利にも関わってくる部分なので、言葉については私自身も一言一句大事に扱っています。

M・I

私の場合、お客様とは基本的に英語でのやり取りになるのですが、対応するにあたり大事にしているのは正確性です。入所したばかりの頃、指導してくださった先輩から、「あなたはネイティブではない。それは相手も分かっているから、正確に、簡潔に伝わるものを心掛けて書くことが大事」と教わりました。おそらくネイティブの方からしたら私の英語は少し稚拙かもしれませんが、間違いのないよう正確に内容を伝えられるようにというのは心掛けるようにしています。

K・A

私は今弁理士を目指して勉強中なので、上司や先輩方に教えていただきながら弁理士業務を学んでいます。みなさんの対応を身近で見ていて思うのは、正確性と親身に対応する能力がお客様からの信頼を得ることにつながっているのではないかということです。私も以前そうだったのですが、「先生」と呼ばれたりすることもあるせいか、弁理士に対してお堅いイメージを抱く方も多いかと思います。ですが、電話ではたまに雑談を挟むなど、ある意味距離の近さを感じる親しみやすい対応は、お客様に気軽に相談できる安心感を与えられているように感じます。

仕事のやりがいを教えてください。

F・K

出願前の調査から携わらせていただいた商標をテレビや電車の中で見れたりすると、冥利に尽きる想いですね。商標というのは、使用すればするほど信用が積み重なっていくものです。テレビなどのメディアに登場するような強い商標の登録を手伝わせていただけたと思うと、自分の仕事に対する自信にもつながりますし、何よりもうれしいですね。

M・I

私も同じです。やっぱり自分が手掛けた商標を見かけるとうれしいですよね。それに、日本の制度は特殊なのでなかなかスムーズに話が進まないこともあるんです。ですが、こちらが一生懸命説明して外国のお客様に納得してもらい、最終的に登録に至ると、苦労した甲斐があったなと思います。

調査・出願、登録後の管理も一任可能
商標に関することなら
何でもご相談いただきたい

最後に、今後のニーズに対する国内商標部門としての対応と、お客様へメッセージをお願いします。

F・K

冒頭でも申し上げましたが、今はスピードが求められる時代です。対応していくためには、お客様のご要望にスピーディーに対応できるように法律をしっかり理解して対応するという体力作りが重要だと思っています。我々にとっては数ある案件の1つであっても、お客様にとってはたった1つの大切な案件です。そのことを常に忘れずに、今やるべきことを積み重ねる。それを大事にしていきたいです。

商標は世の中の皆様がふれやすいものですし、企業にとっても重要なものです。当所は、わかりやすい説明、調査・出願だけではなく、登録後の管理など知財部が担う作業を一任できます。今更聞けないような些細なことでもいいですし、何でもご相談いただければと思います。

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